14歳でオーストリア・ハプスブルグ家からフランス・ブルボン家へ嫁ぎ、フランス貴族社会の中で戸惑いながらも成長し、スウェーデンの貴公子フェルセンとの愛に目覚め、そして、フランス革命の動乱に巻き込まれ、わずか37歳で断頭台の露と消えたフランス王妃の人生をバレエ化しました。
ベルサイユ宮殿を舞台にしたこの題材を舞台化を20年近く暖めていました。どんなに豪華にしてもきりがないこの題材を,今回、あえて何もないシンプルな舞台、衣裳で表現します。貴族達と市民達の間で揺れる彼女の思いを美しい音楽で表現してみたいと思って作りました。いろいろと表現したい題材はいっぱいありますが、今回わかりやすく彼女の短い人生を舞台化しました。

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                     「ものがたり」
 オーストリアの女帝マリア・テレジアの末娘として生まれたマリーアントワネットは、その明るさ、可憐さから皆に愛されている。
 14歳のある日、敵国フランスとの友好のため、フランス・ルイ王朝へと嫁ぐように母から言われ、若いルイ16世の元へと嫁ぐ。新しいフランス貴族社会のしきたりに戸惑いながらも、持ち前の明るさでアントワネットはベルサイユ宮殿の華となっていく。形式や過去の習慣ばかりにとらわれ、他人のうわさ話ばかりに花開く貴族社会は、彼女にとって退屈きわまりない。夫、ルイ16世も優しくはしてくれるものの、一人の女としては扱ってくれず、マリーは次第に孤立を感じるようになる。
 そんなとき、貴族達に混じって、スウェーデンの公使フェルセンに出会う。他の誰とも違う美貌と情熱的な性格にマリーは瞬く間に心惹かれていく。フェルセンもまたマリーの天真爛漫な明るさ、美貌に惹かれ、2人は愛を育む。 
 その頃、パリでは、華やかな貴族社会とは裏腹に、農作物の不作と莫大な税金の取り立てによって、民衆達が飢えと貧しさに苦しんでいる。免税されている貴族達はそんな苦しみはわかるわけが無く、毎日ベルサイユ宮殿で社交に明け暮れている。
 フェルセンは、身分の違いからマリーに距離を置く決意をし、思いを残しながらもアメリカへと旅立つ。
 民衆達の貴族達への怒りは頂点に達し、革命が起きる。ベルサイユ宮殿を追われ、パリへ連れてこられたマリー達は、民衆の目を盗んでオーストリア国境のヴァレンヌへと逃亡を図るがあと一歩のところで捕まり、タンプル塔へと幽閉される。 
 国民議会によって、ルイ16世の処刑が決まり、ギロチン台へと連行される。我が子とも引き裂かれ、泣き崩れるマリー。フェルセンはたった一人、マリーを救い出そうと翻弄するが、すべてを失ったマリーにとって、もはや生きる望みもなく、心穏やかにフランス王妃としてギロチン台を上っていく。

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制作スタッフ

演出・振り付け:江藤勝己
バレエ・ミストレス:上原まゆみ・竹内祥世
上演時間:約45分
音楽:Claude-Michel Schonberg 、東海林隆、樋口康雄
装置:東宝舞台(2010制作)
衣裳:千歳貪子・タウンステージ 吉田牧子

舞台写真/Ballet Marie Anotoinette/copy right Staff Tes

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